背中合わせに感じる鼓動、寄りかかっても支えてくれるその力に甘えた、唇を寄せれば小馬鹿にしたような笑みを浮かべて湿った舌が敏感な柔らかい唇に、暖かい温もりに触れる… 依存なんて言葉がよく似合うそんなつもりないのに届かないと不安で視界に入らないと憂鬱で…落ちていく、その腕に。アンタ無しじゃ生きれない 「寒いよこの部屋…」 「常温じゃこの細胞が死ぬ、寒いなら出てろ」 「冷てーの」 「仕事中だ」 耐えきれず部屋を出る今夜は満月なのに怪しい雲の動き雨が降る結構強い雨 夜風が冷たくなってどこにいても冷たい冷気にまみれて流石に躰を擦った、浴衣を一枚羽織また薬品と冷気ガンガンな部屋に入る、変わらずアンタはそこにいた。 「阿近さん、構ってソレじゃなくて俺に。」 後ろからしがみつく アンタは予想以上に冷たくなっていた −−−−−−−−−− 気軽にサイト遊びに来て下さいネ |