空を見上げて1号  2006/01/14

オセロット第一印象?
そうだな…ムカツク奴。
あ〜でも、第二印象は…
 
印象
 
「可愛い…」
フィアーはボソリとそう呟く。
目の前に居る愛しい人に、
絶対に気付かれないように。
でも…
「何がだ?」
聞こえてたり(笑)
―やっぱ耳良いな…
ボンヤリとそう思いつつ、
“お前”と即答してみれば、
 
ゴンッ
 
「頭、大丈夫か?」
ばっちり頭を殴られた。
頭に来る激痛に暫し身悶え。
だが直ぐに持ち直し、
「事実だろ?」
真剣な表情でそう云った。
あまりの真剣さに、
オセロットは顔を赤くし、
「男に可愛いは無いだろ!」
そう反論し、殴りかかった。
だがそんな行為も虚しく、
フィアーは満足気に避けると、
「…っ!んっ…ふっ…」
同時に彼に深いキスをした。
フィアーの長い舌が口内を好き勝手犯す感覚に、オセロットは微かに身震いした。
「気持ち良いか?」
「最悪。」
オセロットがそう即答すれば、
面白そうにフィアーは笑った。
「なぁ、オセロット。」
「今度は何だ。」
「俺の第一印象何だ?」
ニコニコと笑いながらそう聞けば、不機嫌そうな表情のまま
「気持ち悪い」
そう即答された。
まともな答えを期待していなかったとは云え、フィアーは流石にへこんだ。
「でも…」
「あぁ?」
「第二印象は…」
そんなフィアーにオセロットは微笑むと、
「面白い奴、かな。」
そう云って部屋を出た。
 
「…っ…」
一人残された部屋で、
“やっぱ可愛いな…”
フィアーはそう思った。
 
 
しょっぱなからマイナー
只今布教中CP

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