こんにちは、タオです。資金配分について思うのですが、 みなさん、「スクーター・ダンプカーの原則」を知っていますか? 業界内部で言われているのですが、例えば100万円の資金で売買したら 上手くいったので、資金を1000万円にして、売買単位を10倍にしたら 利益は10倍になるかというと、そうはいかず、それどころか失敗するという 意味です。 損きりについても、本などに買値より10%下がったら、迷わず損きりすべきなどど 書いてありますが、仮に一ヶ月で、10%下がったとします。 100万円の10%=10万円。これなら損きりできそうです。 1000万円の10%=100万円。難しいかなぁ。 1億円の10%=1000万円。一ヶ月で1000万円は、まず無理ですね。 ITバブルの時に、ソフトバンクや光通信を高値で買い、億単位で損して人が 多いようです。これなども、もっと早めに損きりしとけば、良いのにバカだな〜 という人がいますが、実践では、100万〜200万ならともかく 1000万円以上になると、損を確定することは、まず無理です。 少し我慢すれば、戻ると思う誘惑には勝てないのです。 株の本は、山ほど出版されており、評論家もたくさんいます。 良いことが書いてあり、良いことを言っています。しかし、実際に株で儲けている人は 非常に少ないのが現実です。なぜなら、相場は、一般論ではなく 個人の状況(資金量・性格など)によって投資方法は違ってくるのです。 孫子の兵法に「己を知り、敵を知れば、100戦あやうべからず」とありますが、 まず、己の器量、資金量などを把握して、投資戦略を立てるべきです。 相場は、戦いですから、「孫子」には投資のヒントが満載です! では、またお会いしましょう!タオより |