キャベツの千切りなどの野菜の繊維質をまず大量に食べてから主食を食べると、過食する必要がなく良いと勧める説があります。確かに一理あるのですが、誤解してはいけないのは、胃袋が満杯になっても必ずしも脳の満腹中枢に届き、満腹感が得られ空腹感がなくなるわけではないということです。こんにゃくダイエットも寒天ダイエットも胃を満杯にすれば満腹感が得られ過食しなくなるだろうという発想だと勘違いしてしまってはいけません。満腹感を得られるのは、結局、簡単に言うと、栄養のバランスが取れた時なのです。普通、三大栄養素のバランスが取れるのは、炭水化物6・たんぱく質3・脂肪3の割合だと言われています。ご飯の大部分は炭水化物でありその中にわずかにたんぱく質やさらに微量の脂質が含まれています。因みにたんぱく質の含有量が少ない程、高級米だと言われていますが、ご飯だけをいくら食べても満腹感は得られないという経験はないでしょうか?それは炭水化物がほとんどで、ご飯自体では栄養のバランスが偏っているからです。従って、主食におかずを組み合わせた栄養バランスの良い食事を摂れば、大量に摂取しなくても適時満腹感は得られるのです。午後3時のおやつは良いのですが、変な時間に炭水化物や脂質の割合が高いスナック菓子などを食べるのは、栄養のバランスを崩すことであり、従って、その栄養のバランスを回復しようと体が要求して空腹感が募り結局、過食し肥満してしまう結果になるわけです。栄養バランスの良い食事をなるべく一口30回咀嚼しながら食べ、食後は少し運動しましょう。 肥満論:http://topia.bbsnow.net/himanron/ |