ラブゲッチュ[12/09/01]  2012/09/01

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 9/1号
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⇒更新情報

第352回体験記「見返り」を更新致しました。

今回は8ページ。
最近…8ページが多いなぁ。
先週なんて10ページでしたし…。笑
もう少しまとめて減らしたい気がする…。

お時間ある時にご覧下さいませ。

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⇒雑談

メルマガ恒例のどうでもいい話。

前回は「商品名と一般名称」についてでした。
今回は9月になりましたし少し秋らしい話題を。

この時期から揚がり既に市場に出回り出した秋を代表する味覚。
それは「秋刀魚」。
今年は不漁だそうで…どうも値段が高騰しそうなのだとか。
確かにスーパーに並んでいた新サンマも結構高かった…。

そんな秋刀魚にまつわるお話。
東京の目黒ではもう時期、毎年恒例の「目黒サンマ祭り」というお祭りが行われます。
秋刀魚を焼いて無料で配るといった催し物なのですが、毎年かなりの人数が集まり、目黒駅周辺は人だらけに。

東京の地理に詳しくない方に説明しておきますと、目黒とは山手線の1つの駅。
高級住宅街のエリアで、山手線の駅だと、目黒→恵比寿→渋谷と、渋谷から10分くらいの距離。
若い人にはオシャレな中目黒なんて駅名のほうが有名かもしれません。

場所がら目黒というのは内陸地でして。
海に面してはいませんし本来サンマとは関係のない地なのです。
それが「サンマ祭り」なんてのが名物になっている。

これ、落語に興味がある方ならとっても定番なお話。
「目黒のサンマ」という古典落語の演目がありまして。
江戸時代から今もなおよく知られた、古典落語の代表的な演目の一つです。
これにちなんでこのお祭りが開催されているという訳。
ですので毎年落語の寄席もあったりして。

管理人が落語好きというのは以前から体験記でも書いているかと思いますが…あまり若い方には馴染みのない文化だと思います。
昔は庶民に愛された文化ですが、今はあまり知られておらず。
せっかくですので「目黒のサンマ」のあらすじを大まかに書いてみようかなと。
本当は噺家さんがとても独創的に面白おかしく大変上手に演じてくれますので、実際を見たほうが断然楽しいのですが、「へー」と思うようなネタも多いので、こんな感じだぞとあらすじと簡単な時代背景を書いてみます。

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殿様が目黒まで鷹狩に出た際の事。

当時の目黒というのは今のような高級住宅街で栄えている訳ではなく、江戸の端っこの片田舎。近くの渋谷もそうですが今では信じられないくらいの田舎で、田園と竹林が続いていたと言われています。ですので殿様が鷹狩なんて遊びをする舞台にも使われていたとか。

その供が弁当を忘れてしまいました。
殿様一同腹をすかせているところに嗅いだことのない旨そうな匂いが漂ってきたのです。
殿様が何の匂いかを聞くと、供は「この匂いは下衆庶民の食べる下衆魚、サンマというものを焼く匂いです。決して殿のお口に合う物ではございません」と言います。

殿様は「こんなときにそんなことを言っていられるか」と言い、供にサンマを持ってこさせました。
これは網や串、金属、陶板などを使わず、サンマを直接炭火に突っ込んで焼かれた「隠亡焼き」と呼ばれるもの。
殿様の口に入れるようなものであるはずがないのです。
とはいえ食べてみると非常に美味しく、殿様はサンマという魚の存在を初めて知り、かつ大好きになりました。

それからというもの、殿様はサンマを食べたいと思うように。
ある日、殿様の親族の集会で好きなものが食べられるというので、殿様は「余はサンマを所望する」と言います。
だが庶民の魚であるサンマなどお城には置いていません。
家来が急いで当時の高級市場であった日本橋魚河岸までサンマを買ってきます。

サンマを焼くと脂が多く出ます。
家来達は思います。
そんな脂っぽいのは殿様に合わない、体に悪いということで脂をすっかり抜いてしまいます。
さらに骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜いてしまう。
すると当然サンマはグズグズになってしまう。
こんな形では出せないので、椀の中に入れて出す事に。

日本橋魚河岸から取り寄せた新鮮なサンマが、家臣のいらぬ世話により醍醐味を台なしにした状態で出され、これはかえって不味くなってしまったのです。
殿様はそのサンマが以前食べたものと比べてあまりにまずいので、「いずれで求めたサンマだ?」と家来に聞きあす。
すると「はい、日本橋魚河岸で求めてまいりました」答えます。
「ううむ。それはいかん。サンマは目黒に限る」。
これが〆のオチ。

殿様が、海と無縁な場所(目黒)でとれた魚の方が美味いと信じ込んで、高級市場であった日本橋魚河岸ではダメだと断言する、というくだりがオチになる訳です。
世俗に無知な殿さまを風刺しつつ、庶民的な流儀で無造作に調理したものが美味く、丁寧に調理したものはかえって不味いという滑稽さを描いたお話。

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いかがだったでしょうか。
これを実にもっと面白おかしく演じていますので、興味がある方は一度落語を直にご覧になってみて下さい。
今度、落語と以前好評だった江戸しぐさを交えて書いてみても面白そうだな…。

ではでは。

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