愛しい 愛しい 宿敵さん 第一話 ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「なぁ〜龍一兄。この謎の仮装パーティーの会場ってこの廃工であってるのかよ?」と言う義弟の新一に聞かれ俺は 「招待状に書いてあるんやさかい間違いあらへんやろうけど怪しいやっちゃなぁ」と警戒を怠らすに言い二階の窓を見やるとジンとウォッカの姿をとらえ新一に 「新一、帰んで!二階のあっこの窓を見てみ」言うと踵をかえし愛車に乗った。 俺の言葉に耳を疑った新一は二階の窓を見やりハッとした表情をして慌て俺の車に乗った。 “あいつらは確か黒ずくめの男達じゃねぇか” 「ジンの兄貴、今のガキってジンの兄貴が組織が新開発した毒薬で殺した筈ですよね?」 「いちいち殺した奴の事なんざ覚えちゃいねぇよ」 「どうしやすかい?追いやすかい?」 ウォッカの問いかけにジンは暫く考えてから 「ほおっておけ。そんな事より例の奴との取引の場所と 時間帯は連絡はあったか?」 「まだです」 そう言うウォッカに 「早く奴に連絡しろ!」と怒鳴った。 その頃、新一と俺はとある場所に向かっていた。 「龍一兄、ジン達のターゲットって誰だと思う?」 そう新一に聞かれ 「多分やけど俺達か灰原か須郷ってところやろうな」と言うと新一に 「須郷って誰なんだ?」と聞かれ 「せや須郷龍聖は凄腕の有名イラストレーターやねん」 そう答えた。 _________ ⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥⊥ N E X T |