BLEACH オリジナル コラボ小説 もうひとつの地上 -* 第四話 *- ▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 朽木白哉が俺のところに瞬歩で近寄ってくるなり 「小僧、何ゆえ兄(けい)は容易く卍解などと口にする。何ゆえ兄は卍解出来るのだ?」 と聞いてくる 「何故かって?それは俺にそれなりの素質があるからだと思う」 俺の答えに対し恋次は 「ありえねぇ!人間風情に始解すら出来る訳ねぇしましてや卍解なんて出来る訳がねぇ!?」 「隆将とか言ったか…兄は生かしといては危険と判断した」 そう言いながら白哉は千本桜を抜刀し地に鋒を向け放し 「卍解…千本桜影厳」 ザァ‐…という音と共に桜の花びらと化した刃が四方八方から舞い襲ってくる… 俺は一瞬不敵な笑みを浮かべ一撃で全ての刃を叩き落とした。 「何…だと?全てを叩き落とした…だと?」 “この餓鬼は一体何者だ?!朽木隊長の斬撃を一撃で叩き落と しやがった!?” ルキアは俺の右腕を掴み走り人気がないところまで行くと 「隆将、貴様は馬鹿か?兄様を本気にさせてしまったら貴様はおろか私達まで危害が及ぶではないか!?馬鹿者が!?」 ルキアに叱咤されるも俺は 「やいやヤイヤ言いなやルキア」 ?! ついてきた一護に俺は 「ルキアを頼む」 そう言うと白哉達の元に戻って行った。 ルキアは 「隆将の馬鹿者めが!死んでも知らぬからな!?」 と叫んでいる。 そんなルキアに一護はルキアの左肩に手をポンッと置き 「ルキア心配すんなよ。隆将は強いから死にはしねぇよ。隆将を信じてやろうぜ」と言った。 一護に宥められルキアは 「馬鹿者が」 と小さく呟いた。 ▲△▲△▲△▲△▲ NEXT |