BLEACH オリジナル コラボ小説 もうひとつの地上 -* 第十九話 *- ▽▲▽▲▽▲▽▲▽ 霊王さんと謁見してから5日後、俺は霊王に就任し宮殿の廊下から瀞霊廷を眺めているとお付きの者が 「霊王様、謁見したいと申している者がございます」と言っている。 俺はお付きの者に 「誰だ?」 と尋ねると 「オレンジ髪の者と六番隊長の朽木白哉様でございます」と言った。 ふむと呟き 「通すがいい。我の客人だ丁重にもてなせ」と命じ大広間に入り王座に座った。 貴族らしく悠然とした表情で入ってきた白哉とはうらはらに一護はおどおどしている。 俺は一段下に正座した一護に 「一護なにおどおどしてるんだ?」と声をかけると一護はお付きの者に気づかれないように俺に近寄ってくるなり 「仕方ねえだろ?宮殿なんて生まれて一度も入った事がねえんだからよ」とボソッと言い白哉の左に正座した。 俺は一つ咳払いを して 「白哉に一護よく来てくれた」と白哉たちに言いお付きの者に目配せしてもてなし料理を持ってこさせ 「遠慮なく食すがいい」と白哉たちに言い俺自身も食べ始めると白哉も食べ始める中一護だけ食べようとしない… 俺は食べるのを中断して立ち上がり一護のところに行きしゃがみ 「一護どうしたんだ?なぜ食べないんだ?」と尋ねると 「いや…な。料理が豪華すぎてな」 と言う一護 “あっそうか!一護のやつ庶民的な料理しか食った事がないんだった!!” 「黒崎一護、しのごの言わずに食べぬか」 先に食べ終えた白哉が一護に言うが一護は黙ったまま 仕方なく俺は 「白哉よさぬか。一護は庶民的な料理しか口にした事がない故に戸惑ってしまっているようだ」と言うと納得した白哉であった。 ▲▽▲▽▲▽▲▽▲ NEXT |