刀剣乱舞×創作 コラボ小説 父に愛されすぎて 困ってます 其之壱 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽ -*本丸*- 俺は父・三日月宗近に連れられ本丸にやってきた。 その頃はまだ若かった事もあり、キョロキョロ辺りを見渡していたのを思い出す。父は此所(廊下)にいるように言い広間に入って行った。 暫くすると遠征から帰還してきた白い布をすっぽり被った者が俺を気にする事なく広間に入って行く。 「…ったく。遠征から帰って来たら部屋に来るように言ったのは主だというのに不在とは」 と文句を言っている 「山姥切そう文句を言うな…」 「三日月」 「まあ立ち話もなんだ。そこに座われ」 は父に言われるがまま座る山姥切 父も座りて湯飲みを取り茶をすすりハタと動きを一瞬とめ湯飲みをお盆におきてもう一つの湯飲みを取り山姥切に差し出して 「茶を飲まぬか?」と言う父に山姥切はいらないと言う そんな 山姥切に 「茶は好きではなかったか?」と言いはっはっはっはと笑う父に 「俺はあんたと喋りに来たんじゃない!!」 「主と喋りに来た…」 父の言葉に黙る山姥切 「主はお疲れで休まれている故に代わりに話すよう主からことづかっている」 と言い続け様に 「実はなお前に会わせたい者がいるのだ」 と言ふ父に山姥切は不動の次は誰なんだ?と言いたげな表情をしている。 父上に部屋に入るよう言われ中に入りて父の左隣にあぐらをかいて座る俺 「こちらは俺の息子の三日月龍訝だ。不動行光より世話しやすいぞ」 と言ふ父上 「どうもそのようだな」 と言ふ山姥切 二人の会話を茶をすすりながら聞いている俺を見て山姥切には好印象を与えたようだ 「龍訝、本丸を…?」 山姥切が何か言おうとしたのを父上は制止して 「本丸の案内は済ませてある故に不要だ…」 と言ふ父上に 「そ、そうか」 と山姥切は白い布を右目が 隠れるくらいまですらした言った 茶を飲み終えた俺は立ち上がり山姥切に 「山姥切よしなに頼むぞ」 と言うと山姥切は 「ああ俺こそ宜しく」と言った。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽ つづく |