スマホ版: WSNH No. 988 『スイスの危機の食糧自給事情』  2023/12/01

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【 No. 988 - December 01, 2023 (Reiwa 5-nen)】
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スイスの危機の食糧自給事情
Switzerland: Self-Sufficiency in the Event of a Crisis.
Schweiz: Selbst-Versorgung im Krisenfall. (Tue. 28.11.2023)

スイスの総合食料自給率は約60%で、スイスが自国で賄える必要量の割合だ。
純自給率は55%で若干低い。肉や卵など一部の国産品が、輸入飼料を使用して
生産されていることによる。
牛乳の生産量が消費量を上回るなど、自給率が100%を超える製品もある。
現在、スイスには約45万ヘクタールの耕地があるので、最悪の場合、この耕地で
自給自足が可能と言われている。連邦政府(ARE)は、各州に対して、これらの
耕作地を保全するよう働きかけており、深刻な危機(最悪の場合)が発生しても
スイスは自給自足出来ると確信している。
戦争や災害、パンデミックに依って、食料輸入がゼロの最悪の事態を想定した場
合、スイス国民1人当たり約500平方メートルの耕地が食料生産に利用できる。
こうした土地は、上に建物を建てたり、密封したりしてはならず、緊急時に利用
できる状態でなければならない。いわゆる輪作地は、カントンが提供することに
なっている。
危機の際には、ジャガイモ、菜種、テンサイ、穀物等がこれらの畑で栽培され
る。深刻で長期にわたる食糧不足の事態が発生した場合、国民に食糧を供給でき
るようにする備えだ。こうした事態は、輸入が停止され、義務的在庫が利用され
る場合にのみ起こる。スイスは巨大なタンクに米、食用油、油脂、コーヒー、穀
物等を備蓄している。極端な場合、サッカー場が突然ジャガイモ畑になる可能性
がある。これは第二次世界大戦中既に起きている。
【参考】食料自給率:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E6%96%99%E8%87%AA%E7%B5%A6%E7%8E%87

【 from Editor's Room / 編集後記 】

1) 11月28日のSRFTVニュース番組「ターゲスシャウ」で、政府当局者は対策
が出来ていると述べていたが、スイス農業協同組合長は、「9百万人を養う
食料自給はとても無理だ」と話していた!食料生産には種子、燃料、農業機
械や機材、更には農業従事者の拡充も必要になる。ウクライナやパレスチナ
他、地球上の各地の窮状を見ていると、無関心ではいられない課題だ。(A.H.)
https://www.srf.ch/play/tv/tagesschau/video/tagesschau-vom-28-11-2023-hauptausgabe?urn=urn:srf:video:679ee754-538f-4698-ad2c-b72a9628d03d

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