スマホ版: WSNH No. 994 『忘れられたスイスの職業年金基金』  2024/02/16

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【 No. 994 - February 16, 2024 (Reiwa 6-nen)】
 https://www.swissjapanwatcher.ch/
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忘れられたスイスの職業年金基金
"Forgotten" Occupational Pension-Funds.
"Vergessene" berufliche Vorsorge-Gelder. (Wed.14.02.2024)

現在、スイスの既得給付金口座(BVG)には90万人分の60億スイスフランが預け
られている。これらの人々は、自分が既得給付金口座を持っていることを知らな
い。口座の大半は残高が5,000スイスフラン未満。これらの資金はどこから来た
のか?
1985年以降、強制職業年金制度(第二の柱)の保険料は、従業員の給与bから天
引きされ、雇用主の年金基金が管理している。
転職した場合、個人のBVG資産は新しい雇用主の年金基金に移管される。
頻繁に転職すると、年金資産の移管を忘れてしまうことがある。
最も一般的な例として、雇用主の変更、失業、キャリアの中断、子育て、離婚、
スイスを永久に離れる場合等がある。
このような場合、BVG資産は元の雇用主に依って既得給付基金に移管され、追っ
て通知があるまでそこに保管される。スイスでは毎年80万人以上が転職してい
る。殆どの人が、年金基金の移管手続きを自らが主体的にしなければならないこ
とを知らない。
公的年金(AHV)の支給開始年齢の65歳に達すると直ぐに、年金口座が残ってい
ることを知らせる通知が当局から届く。殆どの場合、正当な所有者が年金を受け
取る。例外は、65歳になる前に死亡した場合や、住所を持たずに海外に渡航した
場合等。新興企業Kalaは、既得資産を見つける支援をしている。
https://www.moneyland.ch/en/retirement-savings-switzerland-do-not-forget

【 from Editor's Room / 編集後記 】

若い頃は年金のことなど余り真剣に考えなかったが、意外にもスイスの現役世代
もそうらしい。年金積立金を自分で手続きをしなければならないことを知らない
、あるいは忘れる、は波乱に満ちた長い現役時代に有り得ることだけれど、これ
こそ自己責任に尽きる問題のようだ。年金が老後の生活を支える最重要課題であ
る事は間違いないので、学校教育で周知徹底すべきではないかと思う。(A.H.)

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