スマホ版: WSNH No. 1001 『スイスの直接民主制150周年』  2024/04/27

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【 No. 1001 - April 26, 2024 (Reiwa 6-nen)】
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スイスの直接民主制150周年 (Fri. 19.04.2024)
150 Years of Direct Swiss Democracy.
150 Jahre Direkte Schweizer Demokratie. (Fri. 19.04.2024)

最初のスイス憲法は1848年9月12日に発効した。
しかし、直接民主制が導入されたのは、150年前の1874年4月19日に国民投票で
承認された連邦憲法の全面改正から。
長年にわたって民主化運動が展開され、中産階級(農民、教師、医者、公務員、
工場労働者)が発言権の拡大を求めた。
直接民主制の起源は、ランツゲマインデ(青空議会)の伝統とフランス革命の
思想に由来する。民主化運動には実際の指導者はいなかった。
1874年憲法の要点:
1)直接民主制:市民はいかなる法律に対しても、国民投票を要求することがで
き、従って国民投票を執行できる。
2) すべての人に信教の自由: ユダヤ教を信仰するスイス人はキリスト教徒と同
等に扱われる。
3) 反教会条項:いくつかの条項は、カトリック教会を明確に非難。
4) 軍隊: 新憲法は、すべてのスイス国民が兵役義務を負うと定めている。
5) 民事制度: 民事婚が導入され、墓地が国の管轄になる。
6) 小学校:スイス全土で初めて義務教育が実施される。
州はこれを保障しなければならない。
7) 司法: ローザンヌに常設の連邦裁判所が設置される。
死刑が廃止され、わずか5年後に再び認められる。
8) 経済的自由: 貿易と商業の自由が初めて基本的権利として保障され、国の
経済発展に寄与する。
チューリッヒ大学の憲法法と憲法史のアンドレアス・クレイ教授によると、1874
年の憲法はスイスを国民統合に向けて大きく前進させた。しかし、いくつかの
点で模範的とは言えず(ユダヤ人差別、カトリック教徒に対する文化的闘争条項
等)。
1874年憲法を当時の世界で「最も先進的な憲法」と呼ぶ歴史家もいる。
しかし、この憲法には比例代表制がなく、女性に選挙権を付与する可能性が改正
時に問題になることはなかった。
【参考】
● ランツゲマインデ:
https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/events/customs-tradition-events-in-summer-and-autumn/landsgemeinden/
● 連邦憲法と19世紀:
https://www.myswitzerland.com/ja/planning/about-switzerland/history-of-switzerland/federal-constitution-and-the-19th-century/
● スイスの歴史:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

https://www.tagesanzeiger.ch/bundesverfassung-1974-die-zweite-geburt-der-schweiz-in-10-kapiteln-640089014713

【 from Editor's Room / 編集後記 】

スイス女性の国政参政権が認められたのは1971年2月と、かなり遅かった。
日本は1945年。
「女性参政権」: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A5%B3%E6%80%A7%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9
スイスの「直接民主制」は、国民が最終的な政治決断を保障する制度で、国民発
議件数は減ること無く、年4回程度実施されている。
https://www.eda.admin.ch/aboutswitzerland/ja/home/politik-geschichte/politisches-system/direkte-demokratie.html

春休み中は、納税申告と突如ウェブサイトの引っ越し作業をする羽目に。
Bleuwinがウェブホスティングサーヴィスを止めたので、後継のOrigonと契約、
Pleskのシステムで、FileZillaからアップロード設定で右往左往。
弊誌は非営利で規模が小さく実害は無いものの、事業者はプンプンとか。
(A.H.)

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