▼ スイス発最新時事ニュース スマホ版:ウイークリー・スイス・ニュース・ヘッドラインズ 【 No. 1021 - November 22, 2024 (Reiwa 6-nen)】 https://www.swissjapanwatcher.ch/ スイス公共放送経費削減で大規模人員整理計画 (Thu. 21.11.2024) Cost-Cutting: Swiss Public Broadcaster plans Major Jobs Cut. Kosten-Senkung: Schweiz. TV/Radio plant grossen Stellen-Abbau. スイスラジオ・テレビ公社/SRG(スイス放送協会)は、抜本的な経費削減を迫ら れている。SRGのスザンヌ・ヴィッレ新会長は、2029年までにフルタイムの雇用を約千人削減する計画で、これは現職員の約17%に相当する。目標は2億7千万スイスフランの節約。ヴィッレ会長は、SRG史上最大の変革を発表した。 一方で、内部関係者は「節約の不協和音」を言い、社員の中には、現在進行中の 組織再編全体の概要を把握していない者もいる。 なぜスイス放送協会は、これ程多額の節約をしなければならないのか? 広告収入の減少、インフレに伴う追加費用、ラジオとテレビの受信料引下げ計画 への反動がある。 スイス政府は、ラジオ・テレビ強制受信料を、現行の年間335スイスフランから 2029年までに段階的に300スイスフラン(約3万円)に引き下げることを決定し た。これは、受信料を200スイスフランに引き下げを目指す「半額イニシアティ ブ」への対応だ。同イニシアチブに依ると、スイス国民は受信機に依存しない世 界で最も高額の強制受信料金を支払っている。https://srg-initiative.ch/ これは最大級の節約計画だ。政府は受信料引き下げに加えて、現在よりも更に多 くの企業を受信料支払い義務から免除しようとしている。 政府の対策は、全体で約1億2千万スイスフランの収入減に相当する。 他の報道機関同様、SRGも広告市場の低迷に苦しんでいる。 SRGは約9千万スイスフランの減収を見込んでいる。 インフレに依って更に6千万スイスフランが失われることになる。 SRG のあらゆるレベルで再編成が行われる見込みだ。 職員の中には、この変革計画にショックを受けた者もいる。 SRGのジャーナリストに対するいわゆる諸手当は、継続的な費用削減策に依っ て、2025年1月を以て打ち切られる。 【参考】 スイス放送協会: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E6%94%BE%E9%80%81%E5%8D%94%E4%BC%9A NHK受信料: https://ja.wikipedia.org/wiki/NHK%E5%8F%97%E4%BF%A1%E6%96%99 (Quelle: 20min.ch vom 21.11.2024 &Internet News) https://www.nau.ch/politik/bundeshaus/srg-chefin-susanne-wille-erhalt-breite-unterstutzung-fur-abbau-plane-66866258 https://www.blick.ch/politik/susanne-wille-will-270-millionen-einsparen-sparprogramm-bei-srg-koennte-bis-zu-1000-stellen-kosten-id20339289.html https://www.20min.ch/story/sparmassnahmen-srg-will-bis-2029-rund-1000-vollzeitstellen-streichen-103224360 ■ For the related Information (Background) in English refer to the following Links: https://www.swissinfo.ch/eng/life-aging/swiss-broadcasting-corporation-to-cut-1000-jobs-by-2029/88264423 https://www.bluewin.ch/en/news/thousands-of-jobs-to-be-cut-at-srg-ssr-by-2455128.html https://www.bluewin.ch/en/news/switzerland/susanne-wille-wants-to-cut-1000-jobs-at-srg-2455028.html 【 from Editor's Room / 編集後記 】 インターネットの利用で、テレビやラジオを受信しない層が確実に増えている。 主要報道関係者は概ね心情左派で、外圧も加わり、予てから偏向報道が指摘され てきた。腹に据えかねた保守政党が「半額イニシアティブ」を主導した。 公共放送に不可欠ではない娯楽番組の存在も批判され、民業圧迫が指摘されてい た。スケールメリットが得られない小国故のディレンマも有るとは言え、強制受 信料を徴収する報道機関の在り方を、抜本的に見直す機会になる。 ジャーナリスト受難の時代が始まっている。 (A.H.) 【 Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更 】 ★ WSNH編集部宛:swiss_news_headlines@bluewin.ch http://mini.mailux.com/pc/mm_search.php?sh_mmlk_id=6002 既発行メルマガ一覧:https://www.swissjapanwatcher.ch/snh/archive.htm Copyright (C) 1998-2024 Thomas Huerlimann / Weekly Swiss News Headlines (WSNH) |