【再送】スマホ版: WSNH No. 1022 『調査が示すジャーナリズムの著しい左傾化』ズ  2024/11/29

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スマホ版:ウイークリー・スイス・ニュース・ヘッドラインズ
【 No. 1022 - November 29, 2024 (Reiwa 6-nen)】
 https://www.swissjapanwatcher.ch/

調査が示すジャーナリズムの著しい左傾化
Study: Clear Shift to the Left in Journalism.
Studie: Deutlicher Links-Rutsch im Journalismus. (Sat. 23.11.2024)

チューリッヒ応用科学大学(ZHAW)の新しい調査は、スイスの「ジャーナリズム
の明らかな左傾化」を示した。ZHAWの研究著者ヴィンツェンツ・ヴィースのティ
ームは、「スイスのジャーナリスト」というタイトルで、スイスの推定9,000人
のジャーナリストの内1,179人を対象に調査を行った。著者ヴィースは、結果を
見て衝撃を受けた。
政治的嗜好に関する結果が波紋を呼んでいる。ジャーナリストの4分の3が自らを
中道より左に位置付けているのだ。
著者ヴィースは、個人的な考え方に基づいて編集作業の結論を導き出すことは許
されないと強調し、2015年以降、明らかに左傾化が見られるという。
一般国民同様、ジャーナリズム界では女性の方が男性よりも左翼的で、仏語圏の
スイス人はドイツ語圏のスイス人より左翼的だ。
調査によると、37%が自分を左翼と考えており、更に39%がどちらかといえば左
翼と考えている。理由の一つは、文系の学位を取得した人々が編集部で多数を占
めていること。これは、左翼の世界観が学習プログラムで優勢を占める傾向があ
ることを意味する。
この調査には合計80カ国が参加した。回答者の10人中8人が、自分は公平な観察
者だと考えていた。
この結果を見て、保守系有権者は、ジャーナリストが代弁者としての自覚に欠け
ていると感じるかもしれず、著者ヴィースもこれに完全に同意している。
ヴィースに依ると、特に学歴、移住の背景、宗教の宗派といった点で、職業分野
全体で国民の多様性が余り反映されていないという。学者の割合が過多であるこ
とにヴィースも同意している。メディアは人材採用の際、多様性にもっと注意を
払うべきで、そうしないと、これまで以上に視聴者の大部分を失う危険性がある
からだ。
SRG/SRF社員の政治的立ち位置は、民間出版社のジャーナリストと大差ない。
メディアで働く女性の割合は現在44%だが、1998年には3分の1も居なかった。

(Quelle: Tages-Anzeiger print vom 23.11.2024 & Internet News)
https://www.nzz.ch/feuilleton/studie-zhaw-vinzenz-wyss-schweizer-journalisten-sind-mehrheitlich-links-und-sie-werden-immer-linker-ld.1858331
https://www.zhaw.ch/de/medien/medienmitteilungen/detailansicht-medienmitteilung/event-news/zhaw-studie-journalistinnen-in-der-schweiz/
https://www.oe24.at/welt/mehr-als-40-prozent-der-journalisten-stehen-gruene-nahe/610882124

■ For the related Information (Background) in English refer to the
following Links:
https://rmx.news/commentary/the-heart-of-journalism-beats-on-the-left/
https://highlandcountypress.com/opinions/buying-news-how-left-wing-donors-are-taking-over-journalism#gsc.tab=0
https://www.nzz.ch/english/leading-media-outlets-leaning-left-alienating-many-readers-ld.1771825
https://www.journalismusstudie.fb15.tu-dortmund.de/a-field-of-tension/

    
【 from Editor's Room / 編集後記 】

長年毎日ラジオを聞き、新聞を読んでいれば、メディアの立ち位置は嫌でも分か
るようになるので、疑問に思ったり、不信感を覚えることは多々ある。過去の報
道と現在の報道の齟齬等無い振りをしても、読者・視聴者は覚えている。
国民生活で大事な問題を論じる際にも、保守を毛嫌いさえしている印象を受ける
ことがしばしばある。国民が最も支持している政党は保守である事を、公共放送
は忘れたいと思っているらしい。新聞も幼稚な議論を展開する左派の論客の発言
を度々大きく取り上げて、仕事をした気になっているようだ。
自己満足に浸っているジャーナリズムが信頼される筈はなく、今、大規模人員削
減の波が押し寄せている、と言う訳だ。と、日頃の鬱憤を吐露してみた。
(A.H.)

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