▼ スイス発最新時事ニュース スマホ版:ウイークリー・スイス・ニュース・ヘッドラインズ 【 No. 1034 - May 23, 2025 (Reiwa 7-nen)】 https://www.swissjapanwatcher.ch/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 1) 米関税に対峙するスイスの交渉術 US-Tariffs: How is Switzerland negotiating with the USA? US-Zoelle: Wie verhandelt die Schweiz mit USA? (Fri. 25.04.2025) 2025年4月初め、トランプ米大統領が米国の新たな関税を発表した際、カリン・ ケラー=スッター(KKS)スイス連邦大統領は、ドナルド・トランプ大統領と25 分間電話で会談した。連邦大統領は米国でのスイス企業の役割と対米投資につい て説明した。加えて、スイス政府は米国担当特使を任命した。 スイスの大の友人(ファン)であるエドワード・マクマレン・ジュニア元駐スイ ス米国大使は、米国政府との会談についてスイス政府を称賛した。マクマレンは EU委員会委員長のトランプ大統領に対する敵対的な態度を批判した。 スイスの大手製薬会社ロシュとノバルティスは、会談開始前に米国への大型投資 を発表。ロシュは米国に500億ドル、ノバルティスは230億ドルを投資する計画。 他のスイス企業も米国で雇用創出を考えている。 「関税紛争」では、米国はスイスとの迅速な解決に関心を持っている。 スコット・ベッセント米財務長官と、スイス大統領とパルメラン経済相との会談 後、スイスは米国が貿易協定の締結を優先的に望む15カ国のひとつになった。 パルメランは、トランプ大統領の親友であるリンダ・マクマホン米教育相にスイ スチョコレートの大箱を贈った。 スイス代表団は、「非常に友好的で極めて建設的な雰囲気だった」と報告した。 スイスは現在、米財務省と直接連絡窓口を持っている。スイスの経済担当大臣は 職業訓練の推進でアメリカを支援したいと考えている。米国の再工業化には労働 者の訓練が必要だから。 2025年5月9日にジュネーブで行われた米財務大臣との会談後、スイス連邦大統領 は「基本合意」について、1〜2週間以内に趣意書をまとめる予定だと述べた。 駐スイス米国大使に任命されたカリスタ・ギングリッチはスイスを称賛した。 彼女は共和党の有力な派閥構成員の一人で、夫ニュートは、1995年から1999年ま で米下院議長を務めた。カリスタ・ギングリッチは上院公聴会で、スイスは米国 にとって6番目に大きな直接投資国で、3,500億ドルの投資と約50万人の米国人の 雇用を生み出していると述べた。カリスタ・ギングリッチは2017年から2021年迄 駐バチカン大使を務めていた。 (Quelle: srf.ch/news vom 25.04.2025& Internet News) https://www.tagesanzeiger.ch/trump-kuenftige-us-botschafterin-in-bern-lobt-die-schweiz-560450080017 ■ For the related Information (Background) in English refer to the following Links: https://www.whitehouse.gov/articles/2025/05/trump-effect-a-running-list-of-new-u-s-investment-in-president-trumps-second-term/ https://www.bluewin.ch/en/news/roche-invests-50-billion-dollars-in-the-usa-2661370.html https://www.bluewin.ch/en/news/novartis-announces-billion-euro-investments-in-the-usa-2648202.html https://www.swissinfo.ch/eng/foreign-affairs/treasury-secretary-says-swiss-firms-want-to-invest-up-to-chf200-bn-in-us/89299519 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【 from Editor's Room / 編集後記 】 因みに、カリスタ・ギングリッチ新駐スイス米国大使は、母方がスイス出身で、 曾祖父母はグラウビュンデンから米ウィスコンシン州に移住した。血縁は外交の 利点になる。さて、日本政府の対米戦略が気になるところ。 https://de.wikipedia.org/wiki/Callista_Gingrich 入院、通院で暫くご無沙汰しましたが、ブログ・メルマガ発行を再開します。(A.H.) 【 Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更 】 ★ WSNH編集部宛:swiss_news_headlines@bluewin.ch http://mini.mailux.com/pc/mm_search.php?sh_mmlk_id=6002 既発行メルマガ一覧: https://www.swissjapanwatcher.ch/snh/archive.htm Copyright (C) 1998-2025 Thomas Huerlimann / Weekly Swiss News Headlines (WSNH) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー |