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						▼ スイス発最新時事ニュース スマホ版:ウイークリー・スイス・ニュース・ヘッドラインズ 【 No. 1049 - October 31, 2025 (Reiwa 7-nen)】 https://www.swissjapanwatcher.ch/ ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー スイス2050年迄に気候中立達成を大多数が信じていない (Tue. 28.10.2025) Climate-Neutral Switzerland by 2050: Majority do not Believe it. Klima-Neutrale Schweiz 2050: Mehrheit Glaubt nicht daran. 燃料輸入業者協会「Avenergy Suisse」の委託を受けたSotomo研究所が、ドイツ 語圏とフランス語圏のスイス在住者1,887人を対象に調査が行われた。この調査 は代表性があると考えられている。 結論として、大多数が気候目標を支持しているが、同時に厳格な措置には反対 し、技術の進歩に期待を寄せている。 調査結果は意外で矛盾している。2050年までのネットゼロ目標を61%が支持して いる一方で、85%は達成されないと考えている。 一般的に女性は気候目標に対してより前向きで、スイスが積極的に気候変動と闘 うことが重要だと考える人は71%で、男性は62%だった。 Sotomoのミヒャエル・ヘルマン代表に依ると、気候変動対策の方法については意 見の相違がある。89% は主に技術の進歩に期待し、70%は飛行機での移動を控え る、電気自動車に切り替えるなど、個人の行動を支持している。法的規制は58% で3番目に多い。特に人気が高いのは、71%の再生可能エネルギーの拡大、55%の 建築物の断熱に関する最低基準、53%の食品廃棄の回避。 しかし、内燃機関車の禁止や個人に対する責任の強化といったアイデアは、殆ど 支持されていない。日常生活に直接制限を加えるような対策は、不人気。 スイスに於ける化石燃料の割合は過小評価されており、平均わずか26%と推定さ れているが、実際には約46%に達している。 人々は気候保護を望んでいるが、痛みを伴う措置は望んでいない。気候保護のた めに行動をより意識的に変えるという回答はわずか53%だった。 敷居の低い対策には賛同しており、例えば、69%が地元の食材を購入し、59%が飛 行機での移動を一部に控え、58%が衣料品の消費を減らし、52%が住宅の暖房をよ り意識的に使用している。しかし、電気自動車の購入は、それ程検討されていな い。(Quelle: tagesanzeiger.ch vom 28.10.2025 & Internet News) https://www.tagesanzeiger.ch/klimaschutz-schweiz-ziele-befuerwortet-umsetzung-bezweifelt-239521093220 https://www.bafu.admin.ch/bafu/de/home/themen/klima/klimapolitik/ziele-und-strategien/netto-null-ziel-2050.html ■ For the related Information (Background) in English refer to the following Links: https://ethz.ch/en/news-and-events/featured-topics/energy.html https://www.bluewin.ch/en/news/richest-swiss-cause-the-most-environmental-emissions-2938784.html https://www.bafu.admin.ch/bafu/en/home/topics/climate/klimapolitik/ziele-und-strategien/netto-null-ziel-2050.html ━スイスの主要報道機関━ [Swiss mainstream media] WELTWOCHE Daily: https://www.weltwoche-daily.ch/ SRFスイス公共放送: https://www.srf.ch/news Tages-Anzeiger (スイス独語有力紙): https://www.tagesanzeiger.ch/ Blick: https://www.blick.ch/ 20min(通勤者向け無料新聞): https://www.20min.ch/ スイス・テレコム: https://www.bluewin.ch/de/index.html 【 from Editor's Room / 編集後記 】 再生可能エネルギー源に関しては、メガソーラーの環境汚染、風力発電の低周波 被害が問題視されるようになり、電気自動車も発電には相応の環境負荷が掛かっ ている事が言及されるようになった。化石燃料の利用は依然として減っていない という現実があるが、技術的進歩で有害物質の排出が抑制出来るようになってい るという情報もある。個人が抑制的な消費を心掛ける事には意義が認められる。 そもそも論として、気候変動の原因は地球の深部と太陽活動に起因するという説 も有り、空想的気候変動論には注意が必要と思う。(A.H.) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 【 Subscribe & Unsubscribe / 登録・解除・アドレス変更 】 ★ WSNH編集部宛:swiss_news_headlines@bluewin.ch http://mini.mailux.com/pc/mm_bno_list.php?mm_id=MM55633241B7DA0 完全版既発行メルマガ一覧: https://www.swissjapanwatcher.ch/snh/archive.htm Copyright (C) 1998-2025 Thomas Huerlimann / Weekly Swiss News Headlines (WSNH) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー  |