悦楽デリNo.32[毒牙第三章]  2004/04/10

 いきり立つペニスを虚ろな目で見つめる沙希を、松本は無言のまま見下ろしていた。脳神経にまで襲い掛かろうとしている
淫欲に、果たして沙希の理性がどこまで耐えられるのか・・・松本は、沙希の心が墜ちる瞬間をジッと待っているのだ。
(くっくっく、なかなか我慢強いな・・・ちょっと意地悪しちゃおうかな)
 視界の中で不気味に揺れていた肉棒がグググッと直立していき、グロテスクな裏側の部分が沙希の目に晒されていく。
沙希の唇がピクッと動いた。亀頭の裏にある筋が、先端の切れ目から睾丸のほうにまで伸びているのだ。
 気持ち悪い・・・素直にそう思った。
 だが、先端の切れ目から滲み沸いてくる透明な液体が、ツツーッとその筋を伝って滴り落ちてくると、沙希の顔にはみるみる赤みがさしてきた。
(ふふん、もうちょいか・・・・)
 松本は、股間に力を入れながらクイックイッとペニスを動かし我慢汁を飛ばしてみた。透明色のカウパーが糸を引きながら左右に飛び散っていく。
「あっ、・・・・」
 粘着性のある一糸が沙希の尖った顎に貼りついた。その瞬間、沙希の細い喉がわずかに動いたのを松本は見逃さなかった。
(うっしゃあ、我慢汁かけられて嫌な顔を見せないし、しかも生唾まで飲みやがった。こりゃあ墜ちたのも同然だな)
 大きな口をニッと広げながら腰をあげた松本は、ゆっくり沙希に近づくと腰をねじって大きく左右に回転させた。
ピシッ、ピシッ、・・・・ピシッ、ピシッ、・・・・
 ほんのり赤みかかった沙希の頬に、容赦なく肉棒が叩きつけられていく。おもわず瞳を伏せた沙希だが、その様子に
後退しようとする素振りはまったく見られなかった。
「あっ、・・・うっ、・・・」
 叩きつける度にネットリとしたカウパーが飛び散り、沙希の滑らかな肌が汚辱の光沢を帯びていく。松本は、肉棒によるビンタを
数発放つと、二度三度その先端部分を頬や鼻、唇に強く押しつけてから再び浴槽の縁に腰をおろした。

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