ヌチャヌチャと淫靡な音を派手に奏でながら、クリトリスからアナルまでの距離を何往復も繰り返す松本の掌に、 沙希の下半身がズキンズキンと痺れるような疼きに包まれはじめた。 快楽はまだほんの小さなうねりにすぎなかったのだが、それでも発しようとする言葉は途切れ途切れになり、代わりに 洩れだそうとする喘ぎに沙希は下唇を噛まずにはいられなかった。 「ほらほら、そんなによがってないでちゃんとお勤めしなきゃ。本当に好きもんだな、沙希ちゃんは」 「くっ、・・・・」 沙希の心に再び羞恥と屈辱が大きな音をたてて沸いてくる。しかし・・・・。 「んっ? 沙希ちゃん、違うだろ? そのままだとベタベタするから少し湯で伸ばすんだよ。昨日ちゃんと言ってだろ?」 沙希は、湯船からすくった湯を手で少量ずつ身体にかけながら、ベタベタに塗りつけられたボディソープの原液をゆるく 伸ばしていった。そして、洗面イスにどっかりと座っている松本の前に立つと、剛毛に覆われた筋肉質の腕を掴んでそれを自らの股間へ 無念そうな表情で挟み込んでいく。 ヌチャ、ヌチャ、・・・・大陰唇を松本の腕に強く押し当て、腰を大きく前後に動かしながら一の腕を擦りたてる。二の腕にいたっては、 上半身を前かがみにしてヒップを高く突き上げなければならない。沙希にはこれが堪らなく恥ずかしかった。だが、いっぽうの松本に とってはこれがなんとも卑猥で情欲を掻き立てるのであった。 |