「ほら、なにやってんだよ! ちゃんと尻を突き出して! こんなにいい尻をしてんだ、心配しなくてもすぐに気持ちよくなるさ。 さあ、もっと尻を突き上げるんだよ」 ゆっくりと体勢をもどす沙希のアナルへ、カサついた太い人差し指がグリグリと捻り入っていく。 「ん、んん、・・・あ、ああ・・・いやぁ・・・んぐ、」 「もう少しで根元まで入るから・・・そのまま力を抜いてジッと耐えるんだぞ、いいか。今度腰を引いたらこの中に氷を入れてやるからな」 松本の恐ろしい言葉に、沙希は苦悶の表情を浮かべながらも必死にこの変質的な行為に耐えた。 ヌチ、ヌチ、・・・ヌチ、ヌチ、・・・・ 深々とアナルへ突き刺さっている指が、ゆったりとした動きで往復運動をはじめてきた。内臓をつつくような圧迫感と、汚らわしい場所への猥褻行為が沙希の眉間に数本の皺をつくり、臀部を中心とした滑らかな肌には嫌悪感をあらわす鳥肌がザワザワとたちはじめていく。 そんな中、単調な動きしか見せていなかった指が徐々に変化をつけはじめてきた。指の側面で腸壁をゴシゴシと擦ってみたり、指先で肛門の裏あたりを弾いてみたりと、まるで予測不可能な松本の指は次第に沙希の下腹部を灼熱の炎に包み込んでいくのであった。 |