危険な依頼♪2  2004/04/22

「すみませんが、ここで万屋をやっていると聞いたのですが」
見ると、そこにはシルクハットにタキシードを着た老人が立っていた。
「は〜いはいはい♪お客さん運がいいねえ〜、今開店したばかりなのよ〜♪」
どぐっ!「ぐふっ!」(瑠闇の肘鉄を脇腹に喰らった)
瑠闇はお客が居る前で晃平を雑用に使う時、決まって必要以上の強さで晃平の脇腹に肘鉄を入れる。
「しょ、少々お待ちを……」
やっとの思いで絞り出した言葉も上手く発音できなかった。
「どうかしましたか?」
「いえいえ、こいつは今日ちょっと腹の具合が悪いもんでね〜、きっと下ったんでしょ」
「はあ、そうですか、お気の毒に」
瑠闇は老人を椅子に座るよう奨め、自分も座った。
「まあ、あいつは放っておいて、本題に入ってもよろしいでしょうか、雀蜂さん?」

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