『Blue fairy』/11  2005/01/09

自分の方が上から見下ろしているのに、馬鹿にされたような気がして、ジョーは思わず強く言い返した。
何なのだ、一体。
あまりに理解出来ない事が多過ぎて、処理が追い着かない。
「まぁ落ち着け。ちゃんと説明してやるから、そこへ座れ」
「…う…うん」
椅子をすすめられて、ジョーは仕方なく其処へ腰掛けた。
(…っていうか、此処は僕の部屋なんだけど)
だが目の前の生き物はあまり気にしていないようだ。
相変わらず偉そうに机の縁へ腰掛けたまま、透明な蒼い双眸でこちらを見据えている。

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