『Blue fairy』/22  2005/01/15

「これでも普通よりは大きい方だ。それに実際お前よりずっと長く生きてる」
「え?…君、何歳なの?」
すると彼はもう一度首を傾げた。
「……実は正確には解らないんだが」
「えぇっ。自分の歳なのに?」
拍子抜けした声でジョーが問い返す。
「うるさいな。妖精には年齢って概念があまり無いんだ。数えるのが面倒になるくらい寿命があるし…」
「あぁ、そうか、成る程」
妙に納得してしまい、こくこく肯く。
「ちなみにお前さんは幾つになる?」
「僕?僕は今年で18歳」
「……見かけよりいってるな」

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