『Blue fairy』/25  2005/01/16

「妖精は人間に遭遇したり、呼び出されたりしたら、そいつの願いを叶えてやらなきゃいけない。例え相手がどんな人間でも、だ」
「えぇっ!?」
それを聞いて、ジョーはこれまでの過程で一番と言っても良い程驚いた。
「更に悪い事には、願いを叶え終わるまでは何処へも逃げられない」
「そんな…僕はそんな事望んでないよ!!…ランプの魔人じゃあるまいしっ」
「察しが良いな。まさにそれだ。奴はいい主人に恵まれた」
彼はさして重大でもなさそうに脚を組み変えると、頬杖をついた。
「…でも…っ。…急にそんな事言われても…」

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