『Blue fairy』/74  2005/03/02

「…今日だよ。…時間まだあるから、ちょっと出てた。…何?」
口元には笑みが浮かんでいる。
話題は考えずともすぐに解った。
「だってアイツ、すっごい真っ赤な顔して言ってきてさ。…つい心動くって」
揶揄するような口調が少し気に障ったが、照れ隠しのようなものと思えば不思議もない。
だが、その次に出てきた台詞を聞いて、彼は耳を疑った。
「別に…。たまにはあーいうのもいいかなって思ったんだよ。…男だし、責任取ってなんて言われる心配もないし。―――…丁度いいだろ?遊びには」

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