『Blue fairy』/85  2005/03/12

そうして、小さく声を上げて笑った。
「―――…何言ってんだよ。お前は、充分可愛いぜ?」
「…えっ…」
驚いて見返すと、その瞳が間近にあった。
顔を逸らそうとしたジョーの顎を、彼が捉える。
「!」
逃げる間もなく、両手を押さえ付けられた。
「……そうでなきゃ、こんな事もしないし」
「…やっ…。なに…」
のけぞった拍子に、どさりと音を立てて座っていたベッドに倒れ込んでしまう。
彼はその上に圧し掛かると、そのまま強引に唇を重ねてきた。
「…っ…!!…んッ…!!」

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