Ghost Thierf/66  2005/07/07

「……何だそれ」
黙って聞いていたジェットが、訝しげな声を上げた。
三人の間に、形容し難い雰囲気が立ち込める。
『今はまだ言った通りの意味だけだ。―――調べてみるか?』
少年は首を捻って考えていたが、ややあって、戸惑いながらも肯いた。
「うん…。…確かに、何かありそうだね…」
そしてまた、暫くの間考え込む。
その様子を見て、ジェットがぽんとソファから飛び降りた。
「調べるって、今からか行くのか?」
「え…ううん、あんまり人目につきたくないから、夜になってからだけど」

ブラウザの閉じるボタンで閉じてください。