Ghost Thierf/131  2005/12/31

『そうよね、そうそう』
「お前が言うな」
このうえこの招かれざる客と相容れる事出来るとは到底思えないが、しかし。
「……いいよね?」
『……』
「……」
この事務所の持ち主たる少年に、逆らえる筈もない。
『……何かあったら追い出す』
「当然」
苦虫噛み潰したような顔が揃って頷くと、少年と影は向き合って笑った。
「良かったね」
『ふふ、ちょっと悪いことしちゃったかしら』
「……何が?」

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