-F-<エフ> VOL.3  2005/04/17

それから暫くして・・・俺も、俺の奇声に驚いたキラキラリーな方々もとりあえず落ち着きをとりもどし・・・
現在、皆様は俺がひそんでいるベッドを取り囲むようにして集まってき、俺を見下ろすような感じになっているわけだが・・・・

「だ〜〜〜俺のわかる言葉で話しやがれっ!!」

さっきからなんかぺちゃくちゃぺちゃくちゃいってるけど・・一向に言葉がわかんねーし・・・・けど、俺のことをなんか話しているのはわかるし・・・気色わるいったらありゃしねぇ。かんしゃくをおこして・・ベッドの中であばれていたわけだけれど暫くして・・・メイドさんっぽい人がやってきて俺のほうにうやうやしーくなんか・・指輪みたいなもんを差し出してきた。

窓からの光できらきらと光るソレ。
深い・・青?なんかそんな感じの色で・・・思わず俺を手をのばしてソレを手にとってみた。


っ!!

「さぁ、もう、これ以上またせるな!!さっさとそれをはめろ。まったく・なんでこんな・・・」
「まぁまぁ・・・そういうものでもないでしょう、なにかしら龍殿の力がはたらいて・・こちらにきたわけでしょうし・・・・なにかみかけとちがってすばらしい力でももっているのかもしれませんよ」
「む・・・まぁ・・そうであればよいのだが」

さっきまでわからなかったキラキラの言葉がわかる・・・・
まじまじと俺は指輪をみつめてみた。
なんだか・・・・青い石の中で動いているようなものが見えたような気がしたけれど・・・・・・・

ひきよせられるってのかな?
そんなかんじで指輪をはめてみた。

キュイーン・・・・・・・
頭の中をなんか・・・なんか・・・ひっかきまわされているような気が一瞬したけどそれもすぐにおさまった。

かわったことといえば・・・さっきとかわらないけどキラキラの言葉がわかるようになってるってことだけ。
うーん・・・・さきからきいてりゃ・・・
ガキだの、無能だの・・貧相だの・・
いったいなんだってんだ・・・


「なぁ・・・もう、結構昼もちかいしさ・・・学校に俺をもどしてくれない?」

「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」

さっきとちがって・・・俺の言葉が向こうにも理解できているみたいでキラキラのおしゃべりがとまった。
驚いたような顔をして・・俺のほうをいっせいに見ている。
いごこち・・・ワルッ




「劇だかドッキリだかなんだかしらねーけどさ・・・」
「・・・・・・・・なにも・・・・きいておらぬのか?」
「は?」
「は?ではない・・・なぜ、お前がここにくることになったか・・・何も聞いていないのかと聞いている」
「???」
周囲の人たちの顔をなんどか・・見回す俺。
そんな俺を見て・・・窓の近くにたっていた奴がカーテンを開けた。

!!!!!!!!

な・・・なにここ〜〜〜〜っ!!

窓の外はなんか・・まさに中世の城!!な建物がどーーんと聳え立ち・・・・よくみると・・・あ・・・・
どらごん?ドラクエとかにでてくるドラゴンみたいなやつが何匹か窓のところに待機したりしてるし・・・
まさにRPGの世界どーん!!って感じ。

まて・・・いったいここはどこなんだ・・・
夢ならさっさとさめてくれ〜〜〜

魂の叫びをのこして俺の意識はブラックアウトした。


<KAINの独り言>

読者の皆様・・・大変長らくおまたせいたしました。
久々発行のエフです。
まだまだ序盤です
ェロな要素はまだ、でませんでした><
もう少しさきで・・そろそろ・・・BLなかおりが漂い始めるとおもいますのでもう、少々おまちください。

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