空を見上げて3号  2006/06/10

お前に馬鹿だろう?と、
云った所で意味も無い。
だが云いたいんだ…

「離せ!この馬鹿!!」
「だが断る!」
「何様のつもりだ!」

君が馬鹿なら俺も馬鹿

ぴったりと…
まるで子供みたいにスネークは俺の体に抱き付く。
正直迷惑な事この上無い。
いい加減離してくれないと
かなり困るんだか…

「今出るな」
「何でだよ…」

俺がそう云うと、
スネークは勢い良く睨む。
…かなり怖いんだが

「お前を見せたくない」
「誰にだよ」
「依頼主」

嗚呼…何でバレるんだ?
何も云わずに行くつもりだったのに。
そう思った瞬間、
視界が急に反転し、

「痛っ!」
「罰が当たったな」

何が罰だ!
そう云う筈だったのに、
スネークが口吻けたせいで、言葉を云えなかった…

嗚呼、独占したいんだ

そう思ったら任務の事なんて頭から完璧に消えた。




@スランプと云う事が十分過ぎる程分かるブツ


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