臆病な俺  2007/02/06

the day of blue graduation



「まだ少し寒いね」とマフラーに顔を埋めている君







僕の隣で小さく凍え思い出や将来を話す





何げなく過ごし、 あたりまえのように思ってた





三年間今じゃその大事さ、 儚さに




気付き寂しさが滲む君想い、 君に揺れ 






繋げない手を隠した歩き慣れたはずの坂道もやがて遠くなって…




君は振り向き笑う 僕もふざけて真似してみた





繰り返す柔らかい空気の裏側では 



いつもアルバムを開き懐かしさに浸る日が来ないで欲しいと




強く願っていた思い出の1ページじゃあまりにも寂しいと 




心泣いてたいつもより 



少し長く君の背中見届けた



見飽きてた帰り道も あともう少しなんだね




君想い、 君に揺れ、 また想い…。




届かなくて数えたらきりの無い 





不器用に過ぎる青き日々ずっと



ずっと変わらず ずっと このままでもいいから…




せめて君よ 忘れないで 





記憶の欠片じゃ 悲しい春雪の花が咲く




三月の別れの日たくさんの「さよなら」は




消えない思い出になる



君想い、 君に揺れ、 君と歩いたこの道




「心から好きでした」 


言い出せなかった事ずっと


ずっと変わらないものなんて無いと




理解ってる思い出す度 


焦がれる胸アルバム開けばそこに…




一枚だけの卒業写真 




満開の春雪の下




君と僕は青き日のまま 




褪せない笑顔で溢れてる


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