臆病な俺  2007/02/17

わすれな草






君は僕に背を向けて細く弱い声で

「もういいの」





「だってしょうがないの」




闇が僕を飲み込む




たった七日前までは笑顔の君がいて 





あぁ「ねぇ どこ行こうか?」





いつからか消えた恋心





『僕は彼の次でいい』






『寂しい時だけ会おう』





なんてカッコつけてたけど




一人は怖くて





ただ愛おしく時に 忌まわしい






それがならぬ恋だと 知りながら




鏡に映る表情の無い影を
見つめていた



このまま 




どこまで君を追い続けるのだろう






涙に揺れて 霞む光が 僕には イタくて


幾夜も幾夜も君の影が消えないなら




わずかな記憶さえも消えてしまえば...





幾夜も身体 重ねてみても
君の想いを 僕は変えられ
ず「愛」の無い 瞳で僕を


見ないで




一人にしないで



このまま 何処まで君を想


い生きるのだろう「心」を


亡くした「空」の躯は誰も

愛せないこの世で

君に変わる誰かなんていないから



次に出会える時がくるまで






『じゃあ...幸せで...』



たとえば僕が死んでも 涙流してくれますか?




これで本当に終わりな
んだね 




忘れられないけれどどれほどだった?






君といた季節が枯れた冬色



の景色ににじんでくどうか



 どうか 忘れないで

何時か月日が流れたとしても



永遠に君の幸せを







さよなら


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