6838通目の宛名のないメール  2009/11/08

今大好きで最も大切な人がいる私。

私の事を大好きになってくれてありがとう。

私と『今は付き合いたいわけじゃないけどあいつに渡したくはないんだよ。』

って言ってくれたあなた。

周りの人からしたらあなたの言っている事は分からないと理解してもらえませんでしたね。

あなたが悩んでる間にも彼は私に迫ってきて彼との立場上どうする事もできない私はとても悩みました。

でもあなたもとても悩んでくれました。

大好きだけど付き合いたいわけではない私と付き合うという形にするか。

仕事中考えすぎて頭が痛くなって早退してしまったあなたは本当はとてもピュアな人なんだと感じました。

結局『あの人はお前の事を本当に考えてて真剣に好きだから俺の事は抜きにしてあの人の気持ちを大切にしてあげて。』

と言われて今の彼を見る事を決めた私。今は一緒にいればいるほど彼の事が大好きで毎日が幸せです。

でもね。『俺がいつかお前の手の届かないようないい男になってもお前が俺を望むならいつでもお前のところにいってやるよ。そしたら結婚しよーね。だからこの約束を踏まえて好きな気持ちはチャラにしよう?』

ってあなたが上から目線で言ってくれたその言葉。

あなたに好きな子ができた今でも私は信じて良いのかな?

あなたが言ってくれた言葉も態度も笑顔も私は全部忘れません。

あの約束は果たされる確率の方が遙かに低くて。

あなたの幸せを願っているのにどうしてもその約束が引っかかってしまう私がいて。

もう私の事なんかどうでもいいのかなって考えてしまう私がいて。

今の私はとても幸せだからどうでもいいし気にしないようにしようって完全に割り切れたらどんなに楽なんでしょう。

表面上はこんな私は見せないけれど。

あなたの幸せを1番に願っているのはやっぱり私なのです。

ほぼ毎日3人で顔を合わせないといけない環境だから彼のところへいってしまった私を見る事があなたは初めはとても辛かったでしょう。

決断してから初めて分かる後悔とか悲しさとか矛盾とか。

あなたはそれと戦ってくれましたね。

もうあの頃には戻れないから私も前を向いて歩いていくしかありません。
思い出はずっと綺麗なまま。素敵な思い出をありがとう。

もっと時間が経ったらあなたに聞いてもいいかな?

『ねぇ、あの約束覚えてる?』ってね。

その時はまた宛名のないメールを書かせていただきます。

長文でしたが読んでくださってありがとうございました。

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