ラブゲッチュ[13/10/05]  2013/10/05

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 10/05号
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第409回体験記「記念日デート」を更新致しました。

今回は11ページ。
がんばりました。

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⇒雑談

メルマガ恒例のどうでもいい話。

前回は「世界最古の国」についてでした。
今回は…グルメネタにしましょうか。
と言ってもお取り寄せ的なネタではなく…もうちょっと一般的なお話。
前回の体験記で書いた「新そば」にちなんだお話です。

関西はうどん文化かもしれませんが、関東…特に東京は昔から蕎麦文化。
管理人の地元のエリアでも蕎麦屋の数は昔から多い。
少し高級感のある手打ちそばのお店から、緩い町蕎麦のお店、そして立ち食いそばまで様々。
下手すりゃコンビニと同じくらいあるんじゃないか…なんて思うくらい密集しています。

そんなお蕎麦。
蕎麦好きからするとこの時期からワクワクするシーズンになってきたのではないでしょうか。
それは多くのお店が「新そば」の時期だから。
多くの店で「新そばあります」なんて書かれたりします。

「新そば」とは前回の体験記で書きましたが、秋蒔きのそばで9月から11月に採れたものを年内に食べる「秋新」と呼ばれる蕎麦のこと。
じつは「秋新」に対し、「夏新」というのもあり、これは6月中旬から8月中旬に収穫されます。 
「あれっ、夏新のほうが収穫が早いじゃないか?」と思いますが、夏新より秋新のほうが味・香りが断然優れるため、あえて秋新だけが「新そば」と呼ばれ江戸の頃からもてはやされてきました。

収穫されたばかりの「新そば」は高い香りはもちろんその味わいは何とも言い難いうまさ。 
江戸の頃より愛される秋一番の味…普段蕎麦を食べない方も試してみてはいかがでしょうか。
管理人もこの時期になると楽しみだったりします。

ちなみに蕎麦で「二八そば」というものをご存知でしょうか。
蕎麦好きなら誰しも知っている基本中の基本。
そば粉が8割、つなぎである小麦粉が2割。
これで二八そば。
この交配が味もよく作りやすいというので、一種の黄金比のようなものです。

ちなみにそば粉10割のものは「十割蕎麦(とわりそば)」。
「生粉打ちそば(きこうちそば)」なんて呼ばれたりもします。
二八よりもつなぎがないため切れやすいのですが、そば打ちの上手な職人さんが作れば見事なもの。
二八よりも香りよく…そば粉をダイレクトに感じる事ができますので、蕎麦好きには好まれる事が多いです。

と、ここまで書いてこの「二八そば」。
今ではそば粉が8割、つなぎである小麦粉が2割で二八ですが、江戸の頃は違っていたのをご存知でしょうか。

江戸の頃から庶民に親しまれていて、ちゃんとお店を構えているところはもちろん、今で言う屋台や出店のような蕎麦屋が沢山ありました。
江戸時代のかなり長い期間(100年近く)は、多くのお店で蕎麦一杯の値段が16文だったそうです。
九九でいえば2×8は16。
16文で食べれるから二八そば。
今とは違ったのですね。

そんな16文で食べれる蕎麦を題材にしたとても有名な落語があります。
それは「時そば」という落語。
古典落語の中でもとっても分かりやすく、初心者の方でも楽しめるお噺。
代表的な古典落語の一つでしょう。
せっかくですので物語をご紹介。

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深夜、小腹が空いた男が通りすがりのそば屋を呼び止める。
主人と気さくに世間話をして、煮込みそばを注文する。
そのそばを食べる前に「いや、実に良い箸だよ。素晴らしい」と割り箸をほめる。
更にそばを食べながら割り箸、器、汁、麺、具のちくわなどを、ひたすらほめてほめてほめ上げる。
食べ終わった男は、16文の料金を支払う。

ここで、「おい、親父。生憎と、細けえ銭っきゃ持ってねえんだ。落としちゃいけねえ、手え出してくれ」と言って、主人の掌に1文を一枚一枚数えながら、テンポ良く乗せていく。
「一(ひい)、二(ふう)、三(みい)、四(よう)、五(いつ)、六(むう)、七(なな)、八(やあ)」と数えたところで、「今何時(なんどき)でい!」と時刻を尋ねる。
主人が「へい、九(ここの)つでい」と応えると間髪入れずに「十(とう)、十一、十二、十三、十四、十五、十六、御馳走様」と続けて16文を数え上げ、すぐさま店を去る。
つまり、代金の1文をごまかした。

この一部始終を陰で見ていた別の男は、この男の言動を振り返り、男が勘定をごまかした事に気付く。
その手口にえらく感心し、真似したくなった男は、自分も同じことを翌日に試みる事にする。
そばを食べる事が目的ではなく、1文をごまかすためだけにわざわざそばを食べる。

待ちきれずに早めに繰り出した男は、真似をするがことごとくうまくいかない。
箸は誰かの使ったもの、器は欠け、汁は辛過ぎ、そばは伸び切り、ちくわは紛い物の麩。
とうとうそばをあきらめ、件の勘定に取り掛かる。

「一、二、……八、今何時でい」主人が「へい、四つでい」と答える。
「五、六……」。まずいそばを食わされた上に勘定を余計に取られるというオチ。

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当時の時法では深夜に「夜4つ(午後10時頃)」の次が「暁9つ(午前0時頃)」だったことによりこの話が成立してといったお噺です。
この有名な落語からも蕎麦が16文だった事が伺えますね。
この落語、とっても分かりやすく聞きやすく…そしてテンポよく演じてくれますので、興味がありましたら是非聞いてみて下さい。

以上、新そばの時期から蕎麦、そして落語に関するどうでもいい雑学でした。
ではでは。

以上、「おそば」についての小咄でした。
ではでは。

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