ラブゲッチュ[14/07/12]  2014/07/12

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 07/12号
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⇒更新情報

夜分遅くに大変申し訳ありません。

第449回体験記「428:109」を更新致しました。

今回は15ページ。
メインネタが3本ございます。
バランスよく書けたはず。

お時間ある時にでもご覧下さいませ。

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⇒雑談

メルマガ恒例のどうでもいい話。

前回は「七夕」について。
今回は…W杯の決勝もありますのでそれにまつわるお話を。

準決勝の試合。
ブラジル対ドイツの試合は衝撃的な結果となりました。
ニュースでもよくやっていましたのでご存知の方も多いのかも。

スコアは7:1でドイツの勝利。
ブラジルが自国開催のホームで歴史的な惨敗。
開催地にちなんで「ミネイランの悲劇」なんて既に呼ばれています。

そんなブラジル代表。
前回、自国ブラジルで開催されたのは今から64年前の1950年の事。
この時にも「悲劇」と呼ばれる試合がありました。
それは「マラカナンの悲劇」。
サッカー好きの方にはお馴染みでしょう。

1950年7月16日。
ブラジル・リオデジャネイロの世界最大のサッカー場であるマラカナンスタジアムは、20万人!の大観衆で埋め尽くされていました。
第4回FIFAW杯・ブラジル大会の決勝。
(この大会は決勝リーグ戦方式でしたから、リーグ戦の最終戦)、ブラジル対ウルグアイのゲームが行われたのです。

地元のブラジルは、ここまで抜群の得点力を背景に圧勝を続けてきました。
決勝リーグのスウェーデン戦は7対1、スペイン戦は6対1で勝利し、このウルグアイ戦で勝つか引き分ければ優勝というところまで来ていたのです。
一方のウルグアイチームは、スウェーデンには勝ちましたがスペインとは引き分けという苦しい戦いを続けていました。
しかし、さすがに第一回W杯の優勝国であり、当時の南米サッカーの先進国として「勝てば優勝」という形を創り上げたのです。

この頃ブラジルは、今では信じられないでしょうがサッカーの新興国でした。
世界のサッカー界は、起源国のイングランドを始めとし、それまでW杯優勝2回を誇るイタリアなどの欧州勢と、南米のウルグアイを中心に回っていたのです。

そこに新興国のブラジルが急速に力を付け、実力的には世界のトップクラスと言われるようになりました。
そのブラジルが、地元開催のW杯で優勝を目指すのは当然のことでした。

サッカーという競技はホームチームが強いスポーツです。
W杯においても同様で、ウルグアイ、イタリア、イングランド、アルゼンチン、フランスは「W杯初優勝が自国開催の大会」です。
イングランドとフランスは、自国開催の大会以外では優勝していません。
また、W杯を複数回優勝している国で、自国で優勝していないのはブラジルだけです。

こうした条件下で、この大会でブラジルチームが優勝するのは当然のことと見られていました。
このことが、当時のブラジル代表チームにとって大変なプレッシャーになったのだと思います。

ここまで、7点6点と大量点で勝ってきたブラジルチームですが、この試合では中々得点できません。
後半2分にようやくブラジルが先制、優勝への期待が高まりました。
しかし、ウルグアイは後半21分に同点とし、後半34分に逆転ゴールを決めて2対1とリード。
試合はこのまま終わり、ウルグアイが2度目のW杯制覇を成し遂げたのです。

試合の終盤には悲鳴が響き渡っていたマラカナンスタジアムは、試合終了と同時に水を打ったように静まり返りました。
場内では、観客2人がショック死、2人が自殺し、20人以上が失神したと伝えられています。
ラジオ放送されていたようですから、ブラジル全土ではもっと多くの死者が出ていたと思います。

サッカーの試合でショック死や自殺が起こる。
どれだけ熱が入っていたかが分かります。

このあたりのファンというかブラジル国民の感覚は、おそらく我が国のサッカーファン・あらゆるスポーツのファンでは、想像もつかないものでしょう。
ブラジルの人達にとって、サッカーは人生そのものなのかもしれません。

この試合で、ブラジル代表チームは白いユニフォームを着ていました。
この悲劇を二度と思い出したくもないということでしょう、ユニフォームの色が変更されたのです。
現在の黄色いユニフォーム。
これがカナリア軍団の始まりです。

この時9歳だったペレ少年が、嘆き悲しむ父親に「悲しまないで。いつか僕がブラジルをW杯で優勝させるから」と励ましたという伝説が残されています。
その言葉通り、8年後のW杯・スウェーデン大会で、17歳のペレを擁するブラジルチームは、W杯初優勝を飾りました。
そして、ペレはその後もブラジルに2回のW杯優勝を齎しました。

これで、W杯優勝通算3回となったブラジルは、初代のW杯・トロフィーであるジュールリメ杯を永久保持する栄誉を得ました。
さらに、ロマーリオやベベトを中心としたチームで1994年のアメリカ大会を、ロナウドやリバウド、カフーを中心としたチームで2002年の日韓大会を制し、計5回のW杯優勝最多記録に輝いているのです。

しかし、この5回の優勝をもってしても「マラカナンの悲劇」は購われていないように感じられます。
それ程に、この悲劇は重いのです。
そして1950年の「マラカナンの悲劇」を過去のものにするための大会が、2014年のブラジル大会。
64年の歳月をかけて、ついにこの時がやってきたのです。
そして決勝の会場は、同じマラカナンスタジアムなのです。

そんな中での今回の「ミネイランの悲劇」。
ブラジルは決勝にたどり着くことすらできませんでした。
悲劇を悲劇で上書きして「マラカナンは過去のものになった」なんて現地では言われています。

さて…こんな状況下の中、ブラジル代表は3位決定戦に回ります。
どんなモチベーションで戦うのか。
決勝ともども3位決定戦にも注目です。

以上、どうでもいいお話でした。
ではでは。

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