桜雷†Ourai  2016/10/12

    ジンの狙い
      第一話
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「アンタらこないなところで何してんのや?俺の弟に用事でもあるんか?」
俺はジン達に声をかけるなりジンは俺を見やるとニッと不敵な笑みを浮かべながら
「ああお前の弟にはあの時のケリをつけなきゃならねぇんでな」と言い車から降りてきた。
“あの時のやと?…!?まさか新一のやつがトロピカルランドでコイツら(ジン達)の取引現場を写真におさめてたあの事件か”
「お前のその表情を見る限りあの時の事を知ってるみたいだな。なぁ世界屈指の名探偵【工藤龍一】」俺を冷ややかな表情で見ながら言いつつ懐から何かを出し考え込んでる俺の首にスタンガンをおしあてた。
俺は気を失いその場に倒れ込んだ。
ジンはウォッカに
「コイツを車に乗せろ。ずらかるぞ」そう指示を出し車に乗り込んだ。
ウォッカはジンの指示通りに俺を車に乗せ自身も車に乗り込みエンジンをかけ新一の家から離れた。
『ジンの兄貴、
コイツどうしやすかい?』
『ひとまず組織のアジトに監禁してシェリーの居場所を聞き出す』
『吐かなかったら殺しやすか?』
『いやシェリーの居場所を聞き出すまでは殺しゃしねぇよ』
フィルターがかった様なジンとウォッカの声が微かに聞こえてくる。
ハッとしガバッとおきがあるとジンは
「やっと起きたか工藤龍一。爆睡していたな」と言う。
「ジン!てめぇ俺を何処に連れてく気や?!」と言うなりジンは
「さあな」とだけ言った。
“クソッ!ジンの野郎。せや!ジョディ先生に連絡すればええねんやん!”
そう思った俺はジン達に見つからない様に注意しながらジョディ先生達にメールを入れる事に成功。

暫く走ると見知らぬ施設に到着した。
「降りろ」
ジンは俺に拳銃を突き付け車から降りる様に促してくる。
俺は車から降りるとジンに拳銃を突き付けられたまま施設の中へと入っていきある部屋に監禁された。
「ここで暫くおとなしくしてろ。妙な行
動をとったら…わかるよな?」とジン
俺は
「ここはどこだ?!」と怒鳴るとジンは鼻で笑いウォッカに俺を見張っている様に指示を出し部屋を出ていった。
「ジン!てめぇ待ちや」
言いかけた時俺はウォッカにスタンガンをおしあてられまた気を失った。
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