桜雷†Ourai  2016/10/15

    ジンの狙い
      第二話
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「やぁ龍一君、久しぶりだね」
赤井さんは俺に声をかけてきたが
「あれ?赤井さんキールって人に射殺されて亡くなったんとちゃうか?」
俺は不思議に思い問いかけるとジョディ先生が
「来葉峠で再会した時は私もキャメル捜査官も驚いたわ。だってシュウ沖矢昴っていう謎の人物に変装してたみたいだし」と言った。
「ジョディあの一件については謝っただろ?そろそろ機嫌直してくれよ」赤井さんはそうジョディ先生に言ったのだがジョディ先生はソッポを向いてしまった。
そんな二人を見ていたキャメル捜査官が赤井さんに
「赤井さん仕方ないですよ。ジョディさんあの時、赤井さんがキールに殺されたと思ってワンワン泣いてましたから」と呟く様に言った。
「…ちぃとええか?ジョディ先生達は何しにここに来たんや?」そう聞くとハッとした表情でジョディ先生が
「そうだったわね。龍一君ごめんなさい」と謝った直接に怖い
表情をしている。
俺が背後にジンが俺に拳銃を突き付け佇み
「我々の隙をついて脱出するったぁいい度胸を…!?なぜキールに射殺された筈の赤井秀一が生きてやがるんだ?」と生きている赤井さんを目の当たりにするまで冷静だったがいざ赤井さんを目の当たりにしたジンは驚いている様だった。
「秘密ってやつやな」
「秘密だと?」
と言い引き金をひこうとしているジンの眉間に麻酔針を刺して拳銃を離させ手袋をはめた左手でジンの拳銃を掴み
「悪いなジン。おめぇらにやられる訳にはいかないやさかいな」と言うと
「工藤龍一が…」
ジンはポツリ俺の名前を呟くと眠ってしまった。
眠ったジンの眉間から麻酔針をゆっくり抜き取ると針入れに戻した。
FBIや目黒警部達はウォッカ達を逮捕し黒の組織との攻防に幕を閉じたかに思えたが…
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