桜雷†Ourai  2017/05/30

  刀剣乱舞×創作
    コラボ小説
 父に愛されすぎて
    困ってます
      其之七
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俺と加州に耳栓を取られ父上はやれやれと言いたげな表情をするも加州はそのままにして俺を姫様抱っこして隅っこに敷きっぱなしにしてあった布団に寝かせ父上自身は加州から耳栓を奪い返しつけ俺の隣に寝転びて優しく一定のリズムにてポンポンしてくる
父上のぬくもりに包まれ俺は夕飯閧まで熟睡していたのだが先に起きた加州に
「三日月!龍訝おきろ!!夕食の時刻らしいぞ」
と言いながら揺さぶってくる
加州に揺さぶり起こされ俺はパッと起きたのだが父上はいまだ熟睡中…
俺と加州は顔を見合せニタァと笑い父上の両耳から耳栓を抜き取りて手入れ部屋に持って行った
暫くして父上は起き両耳に手をあてハッとして慌て始めた
そしらぬ顔で加州と俺が戻ってきたのに気付き父上は
「龍訝!加州!!大変だ…また至極の品がなくなった…」

としょんもりした表情で訴えてきた
俺は
「またですか?い、いや俺は知りませんよ」と言ふて加州に
「お前なら知っておろう?」と言ふと
「さ、さあな」
と言ふ加州
俺達の様子に父上は
「まさかとは思うがお前たち俺の至極の品をどこかに隠したな?」
と言われてしまった
隠した事がバレた俺達は咄嗟に広間に行こうと走り始めた…のだが父上に捕まってしまった
“えぇ〜〜〜!?”
「逃げる事はないだろう?龍訝、加州…」
捕まった俺と加州はこっぴどく父上に叱られたのであった
俺たちを叱った父上はいつもの父上に戻った
反面俺達は燃え尽きた表情…

俺の自室は雨漏りでびしょびしょになった為に俺はその日の夜以降父上と寝る事に…
隣で熟睡している父上に密かにちょっかいをたす俺…
1・2日は起きなかった父上だがさすがに3日目から目を覚ましムクッと起き
「龍訝どうした?」と聞いてくる。
何も言わ
ない俺は寝間着が少しはだけているのに気づかず熟睡している…
「やれやれ仕方ない子だ」
そう言い父上は直してくれまた寝始めた…と思いきや俺の方を向きて俺を見つめニコッと微笑みて
「良い夢を見るのだぞ龍訝…」と呟いた
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つづく


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