うえにし太郎  2016/09/30

たむきん、幻配信。ごご4時すぎには、配信されなかった形。いよいよ8年以上一日も欠かすことなく発行させていただいたメルモさんから発行する「魂が震える話」は今日が最後になります。


「メルモ」さんがなければ出会えなかった人、出会えなかった経験、出会えなかった人生だと思うと、自然と涙が頬を伝います。


本当にありがとうございました。


今後は下記より毎日発行させていただきます。
(登録の仕方等は本文の後をご覧ください)


http://rush1000.com/form_if.cgi?type=3&id=tamafuru


それでは、本日のメルマガをどうぞ。


“手塚治虫”さんが書いた最後のメッセージと言われている著書「ガラスの地球を救え(知恵の森文庫)」よりご紹介させて頂きます。


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“ダメな子”とか、“わるい子”なんて子どもは、ひとりだっていないのです。


もし、そんなレッテルのついた子どもがいるとしたら、それはもう、


「その子たちをそんなふうに見ることしかできない大人たちの精神が貧しいのだ」


ときっぱり言うことができるとおもいます。


一見、大人の目から見てダメに見える子どもの中にも、大人に眼力がないために埋もれたままになっている何かが必ずあるはずです。


ひとりひとりの子どもたちの、内部に眠っている、宝のような何かに届く大人の眼差しがいま、求められているのではないでしょうか。


子どもたちは他者を傷つけ、自分たちも満身創痍になりながら、救いを求めているのだと思われてなりません。


その叫び声は、何だか地球の悲鳴と重なって聞こえてくるような気さえしています。


子どもたちが、大きな夢を、しっかりと地球の大地を踏みしめて、宇宙へとはばたかせることができるように、


ぼくたち大人は力をふりしぼらなければなりません。


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そして、どんな状況でも力を振り絞る大人もまた、存在しているのです。


以下のお話を読んで、それを深く感じました。


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私の母は昔から体が弱くて、それが理由かは知らないが、


母の作る弁当はお世辞にも華やかとは言えない質素で見映えの悪い物ばかりだった。 


友達に見られるのが恥ずかしくて、


毎日食堂へ行き、お弁当はゴミ箱へ捨てていた。 


ある朝母が嬉しそうに


「今日は〇〇の大好きな海老入れといたよ」


と私に言ってきた。 


私は生返事でそのまま高校へ行き、こっそり中身を確認した。 


すると確に海老が入っていたが殻剥きもめちゃくちゃだし、彩りも悪いし、とても食べられなかった。 


家に帰ると母は私に


「今日の弁当美味しかった?」


としつこく尋ねてきた。 


私はその時イライラしていたし、いつもの母の弁当に対する鬱憤も溜っていたので


「うるさいな!あんな汚い弁当捨てたよ!もう作らなくていいから」


とつい、きつく言ってしまった。 


母は悲しそうに


「気付かなくてごめんね…」


と言いそれから弁当を作らなくなった。

 
それから半年後、母は死んだ。


私の知らない病気だった。


母の遺品を整理していたら、日記が出てきた。

 
中を見ると弁当のことばかり書いていた。 


「手の震えが止まらず上手く卵が焼けない」


日記はあの日で終わっていた。 


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子の心を親は知らず、親の心も子は分からず、失ってはじめて気づく「本当の愛」の存在。


近すぎて気づかない。気づけない。


毎日あたりまえに弁当作ってくれて、洗濯してくれて、時には褒めてくれたり叱ってくれたりする存在。


そんな何気ない日常にこそ、愛があふれている。


伝え忘れたことは無いですか?


やり忘れたことは無いですか?


登録し忘れってことは無いですか?(笑)


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