うえにし太郎  2016/10/09

電通が圧力を掛けていたのは過去の話で、もう、

そこまでの力はあの会社に残されていないでしょうが、

「触らぬ神に祟りなし」だということです。



そして、もう1つの大きな問題は、

電通の業務領域はB to Bで、

消費者には直接対峙しないということです。



過労死事件を起こしたワタミ、

不正会計をした東芝、

燃費試験で不正をした三菱自動車など、

消費者と向き合う企業が不祥事を起こした場合、

大なり小なり、企業業績に影響します。



しかし、電通の場合はこれがほとんど無い。



だからこそ、古い隠蔽体質やブラック企業体質が

時代錯誤となった現在でも、存続し続けているのです。



その一方、今回亡くなった女性社員に対して、



「月100時間程度の残業で過労死するのは情けない」



という声が出ていることは、決して許せません。



そもそも、彼女が残している、



「会社に20時間いる」


「1日2時間しか寝られない」



などのメッセージから勘案すると、

実際の残業時間は200時間を超えていた

可能性があります。



私が電通で勤務していた時代も、

100時間、200時間残業していても、

36協定の70時間以上はつけてはいけないと、

暗黙の了解で守らされていました。



そして、そのサービス残業を武勇伝のように話す

洗脳された社員も多数いました。



ストレス耐性の強い人間は、

このような環境でも耐えられるかもしれません。



しかし、亡くなった女性社員は、

中学生の多感な時期に親の離婚を経験していて、

精神的に強くない部分があったと推測されます。



私自身も、小学校で離婚を経験し、

中学校で再婚を経験しているので、

それらが子供にどう影響を与えるかを知っています。



社員は1人1人、違う特性を持っています。



それなのに、全社員を根性論で同じ色に染めようとする。

そこに、最大の問題があると考えています。



彼女には、もっと輝ける場所があったはずです。



早くに私と接点を持っていれば、

堂々と有給休暇を活用して休むことを助言できたし、

電通の看板を外しても起業して強く生きていく道を

教えてあげることができた。



本当に、悔やまれます。



私達は、自由に生きるために生まれてきたのです。



そして、自由に生きるための最大の武器が、

インターネットです。



これ以上の犠牲者が出ないために、

私の発信力を高めていくと同時に、

マスコミが糾弾しないなら、元社員である私が、

電通を糾弾し続けていきたいと思います。



そのためにも、まだ力不足の私には、

あなたの力が必要です。



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